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Place: Toronto, New York

“ジャパンカッツ” が大成功のうちに閉幕

アートカテゴリ:  Film

ニューヨークに居ながら日本の新作映画を観れる唯一の機会と、在ニューヨークの日本人 のみならず、米国人にも大人気の日本映画祭「ジャパンカッツ」が 7月1日より16日まで開催された。


第4回目を迎えるた今回は、新作18本(うち8本はニューヨーク・アジア映画祭 と共催)に加え、0年度10年から10年間の米国未配給ベスト作品6本も加わり、過去最大の 合計24本を上映。約5500人の観客を動員した。


田口トモロヲ監督 Photo by Emi Ueyama


毎年数名の監督や出演者を日本より招き、舞台挨拶やQ&Aを行うのが慣例で、今年も、 田口トモロヲ監督や行定勲監督など人気監督もニューヨーク入り。上映後にはロビーに 降り立ち、通訳と共に観客の質問に丁寧に答えるなど、ファンと身近に触れ合った。


「とにかく爆笑していただきました。とくに爆笑コメディ映画を撮ったという意識はなか ったので、まるで別の作品のような気さえしました」と『色即ぜねれーしょん』上映後の 田口トモロヲ監督。70年代の文科系高校生を舞台の青春映画で、フリーセックスの島を 求めて友達3人で夏休みに旅をするというストーリー。


主演の渡辺大地さんは2000人から のオーディションに選ばれた。「バンド『黒猫チェルシー』のボーカリストで、普段のはにかみやの大地君と、歌っている時とのギャップがよかった」と田口監督自ら惚れ込んでの起用だった。渡辺氏もニューヨーク入りし「人生で2度めの海外旅行」を果たした。


渡辺大地さん Photo by Emi Ueyama



「日本の観客は、周りが笑わないと笑わない。ニューヨークでは、理想通りの反応をいた だけました」と語ったのは、日本で最も人気のある監督に数えられる行定勲監督。


第60回 ベルリン国際映画祭パノラマ部門で国際批評家連盟賞を受賞した、新作『パレード』と ジャパンカッツ0年度6選に選ばれた『世界の中心に愛をさけぶ』の上映の為にニューヨ ーク入りした。3度の上映の全ての舞台挨拶、Q&Aに参加。ファンと気軽に写真を撮った り、サインにも応じ、積極的に触れ合った。


「この映画は本当にスピリチュアルで美し かった」『セカチュー』上映後、老齢の白人女性が涙をためながら行定監督に駆け寄る 場面も。監督は「日本では、こういう素直な反応が少ないので嬉しいです」と話した。


行定勲監督 Photo by Emi Ueyama


その他の上映作品は、『ゼロの焦点』『ヴィヨンの妻』『おとうと』など日本アカデミー賞に多数受賞・ノミネートされた大作から、『スイート リトルライズ』『川の底からこんにちわ』などのインディペンデント映画作品も。 これらの新作長編に加え、『悪夢探偵2』『空中庭園』『月とチェリー』『嫌われ松 子の一生』など、過去に好評を得た作品も上映され、バラエティ豊かな内容だった。



Text & Photo: Emi Ueyama